2007年03月21日

Windows Vistaへの対応検証その後

IBMによる、Windows Vista上での IDS の動作検証の結果が、Guy Bowerman氏のBLOGにまとめられています。
http://www-03.ibm.com/developerworks/blogs/page/gbowerman/20070319

Vistaの正式サポートは、次バージョン ( コードネーム Cheetah ) からになるそうです。また、IDS V10 は現時点ではWindows Vistaをサポートしていません。だからといって現バージョン IDS10に対するサポートが将来も得られない、とかVistaとの互換性向上のための修正が(Cheetahから)IDS10にされない、ということではないようです (これは、2007年3月19日時点での話ですので、最新の状況についてはIBMなどに確認してください)。

Windows Vistaは、Windows XPに比べて、キャッシュ・アルゴリズムの改善やTCP/IPプロトコル・スタックの書き換えなどにより、性能の向上が見込めそうです。正式なベンチマークでありませんが、今回の検証では、これらの改善によると思われる Informixへの効果が認められたようです。

さて、IDS10.0とIDS11.10(Cheetahのことですね) BetaをVista上で使用したときの問題点とその対策がいくつか紹介されています。

UPDATE March 29, 2007: 用語を修正しました。

1. IDSインストール・プログラム(SETUP.EXE)で、"Command line Window"アイコンが登録されない。
"コマンド プロンプト"ウィンドウを開始して、%INFORMIXDIR%\<インフォミックスサーバー名>.cmdを実行。

2. サーバー・インスタンス・マネージャー ( instmgr.exe )を手動起動できない。
instmgr.exeを右クリックして、"別のユーザーとして実行"を選択。そして、管理者権限を持つユーザー名とパスワードを入力。
3. starts.exeでのIDSサービスの開始ができない。
"別のユーザーとして実行"の機能を使い管理者権限を持つユーザーとしてコマンド ウィンドウを開始。その中で starts.exeを起動。

4. Windows Vistaには WinHelp.exeが付属しないのでFINDERR.EXEユーティリティが動作しない。
Windows Vista用のWinHelpを、Microsoft社のウェブサイトからダウンロードし、インストール。

5. SETNET32.EXEが、新しいサーバー定義(SQLHOTSエントリー)を作成できない。
setnet32.exe を右クリックして、"別のユーザーとして実行"を選択。そして、管理者権限を持つユーザー名とパスワードを入力。


以上、参考訳です。訳中の用語は Windows XPでのものを使用しています。「"別のユーザーとして実行" (Run as administrator) 」、「コマンド ウィンドウ (Command window)」などの語は Windows Vistaでは違う日本語になっているかも知れません。確認したら更新しますね。


タグ :vista

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