...使ってみました。SolarisとWindows XP それぞれの IDS V10.00.xC6に接続してみました。以下、気づいたことをまとめました。
1. Command Conosle を使う場合の注意事項
Command Console 実行前に、必ず Connect しておくこと。そうしないと、なぜかCommand Console内でINFORMIXDIR, INFORMIXSERVER などの環境変数が正しく設定されません。
2. Command Console でIDS on Windows に接続する場合の注意事項
- あらかじめWindows上で telnet サービスをセットアップしておくこと:詳しくはWindowsのヘルプを参照してください。
- Database タブの Server ( INFORMIXSERVER ) を正しく設定(名前を間違えないこと)。
- Host Access タブの INFORMIXDIR, ONCONFIG を正しく設定。
- Windows のCUI フルスクリーン系のアプリケーションは Command Console 上では使用できないようです。dbaccess のフルスクリーン画面は表示されませんでした。キー入力は受け付けているので、間違って実行してしまったら、e を入力すれば終了できます。
- コントロールキーの入力が出来ないようです。( ctrl-j など一部のみ可能 ) dbaccess をラインモード ( for example ... dbaccess - - ) で実行すると終了できなくなりますよ。
- 備考:GUI画面でのDB_LOCALEやCLIENT_LOCALEは、"Connection"を "Edit" する画面で、"Database"タブの "Advanced" ボタンをクリックし、環境変数設定画面で入力できます。
ここで入力したCLIENT_LOCALEやDB_LOCALEは、GUI画面での操作時に使用されます。Command Console内の操作で正しく日本語文字を扱えるようにする方法については、下記 "4. Command Console を UNIX の日本語環境で使う場合の注意事項"を参照してください。ただし、Windows版だと、「変数名=xxxx; export 変数名」ではなく、「set 変数名=xxxx」と書いた方が良いと思います。
3. Command Console を一般的なUNIX環境で使う場合の注意事項
- login shell は、bourne shell または互換のものを..Command Consoleでの環境変数設定機能は、bsh 用に出来ています。login shell に csh を使っていると環境変数の設定が失敗します。
4. Command Console を UNIX の日本語環境で使う場合の注意事項
- 日本語Windows上では、SHIFT-JIS のみ使用可能。従って、UNIX 側で、
export CLIENT_LOCALE=ja_jp.sjis-s
export LANG=ja_JP.PCK
export DBLANG=ja_jp.sjis-s もしくは en_us.8859-1 または en_us.CP1252
(以上、KSH での設定例。bsh なら、変数の値をセットしたあと、その変数をexportする必要があります。)
にする必要があります。DB_LOCALEは、アクセスするデータベースに合わせてその場で設定した方が良いでしょう。LANGについては、OSによって異なります。上記の例は、Solaris 8/9/10で利用可能 ( OS にja_JP.PCKロケールがインストールされている必要がある )です。以下のように、Host Access タブの、Login Automationボタンを押して、"Advanced Host Access Options" 画面を呼び出し、ここに設定しておくと良いでしょう。なお、以下の画面は、Solaris の Bourne shell を使うための設定になっています。
(上の画面では、環境変数の値をセットした後、exportする行が表示されていませんが、実際には必要です)