IDS Flash (alert) - 障害警告情報
IBMのウェブサイトに、フラッシュ( 緊急の障害情報 )が掲載されています。
http://www-1.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21255631
IDS version 10.00.xC5 ( UC5, FC5, TC5, HC5 ) およびそれ以降のバージョンでは新しい ONCONFIG 構成パラメーター ( VP_MEMORY_CACHE_KB ) が追加されました。バージョン xC5, xC6 では、このパラメーターの処理に障害があります。
本来、VP_MEMORY_CACHE_KBの設定がない状態 ( 例えば、以前のバージョンの ONCONFIGファイルをそのまま使用しているなど ) ならばこの機能は無効になるべきですが、UC5 ( FC5, TC5, HC5 ) と UC6 ( FC6, TC6, HC6 ) では、VP_MEMORY_CACHE_KBパラメーターが ONCONFIG に設定されていない場合、このパラメーターがゼロとして扱われず、不定値に設定される、という問題があるそうです。
回避策は、ONCONFIGファイルに
VP_MEMORY_CACHE_KB
パラメータの設定行を追加して、明示的にVPキャッシュのサイズを指定してください。UC4 ( FC4, TC4, HC4 ) 以前のバージョンと同様の動き(機能が無効になる)にするなら、0 (ゼロ)に設定してください。
もし、データベースサーバーを再起動できないのであれば、onmode コマンドで動的に変更することもできます。( 以下は、ゼロに設定する例 )
onmode -wf VP_MEMORY_CACHE_KB=0
0 より大きな値を設定すると、新機能が有効になります。0以外の最低値は 800 だそうです。現在の設定値を確認するには、
onstat -g vpcache
です。
VP_MEMORY_CACHE_KBパラメーターについては以下をごらんください。
http://www-03.ibm.com/developerworks/blogs/page/gbowerman?entry=undocumented_performance_feature_in_ids
下記の URL にこの問題についての詳しい情報があります。
http://www-03.ibm.com/developerworks/blogs/page/gbowerman/20070220
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