2009年12月16日
Fastest DBA contest解説
以前、こちらでも紹介した、「Fastest DBA Contest」の結果が今年(2009年)10月のIOD Global Conference で発表されました。
さて、上にご紹介したのは第2回のコンテストだったのですが、第1回目は4月に開催されていました。その第1回目で、勝者の方々が実際にどんなチューニングを施したのかの解説がIBM developerWorksに掲載されています。
チューニングの『舞台』となったサーバーは、メモリーが3GB、プロセッサーコアが4個、というどちらかというと小規模の構成だったようです。チューニングについて2つほど興味を引かれたことがあります。
その1:バッファプールとConfigurable Page Size ( IDS 10.00以降で使用可能になった、デフォルトページサイズ以外のサイズでディスクI/Oが出来る機能)
勝者の方々は、16KB/PageのDB領域+バッファプールを作成していた、とのことです。データの行長にもよりますが、デフォルトのページサイズ(2Kまたは4K:システムによる)ではぎりぎり収まらないような行長の表に対しては、適切なページサイズを選択することでディスクI/Oを効率化することができます。もうひとつ、バッファプールのサイズについては、あまり大きくしすぎて、OS が仮想メモリーのスワップを始めてしまうようだと性能上逆効果になります。その一方で、ある程度大きくしたらそのメモリーに対してクリーナーが効率的に作動するよう、LRUキューの数も適宜大きくすべし、という説明もありました。
その2:CPUVPの個数
INFORMIXのマニュアルではプロセッサーコア数−1くらいが最適、という解説がありますが、場合によってはプロセッサーコア数と同じ数まで増やした方が有利な場合もあるようです。今回のコンテストでも、3つにした人と4つにした人がいるようです。なお、最近良くある、チップマルチスレッディングやハイパースレッディングなどの機構を搭載したプロセッサーでは、OSから見える同時実行可能スレッド数をプロセッサーコア数としてCPUVP を増やす方が良い、というベンダーの資料を見たことがあります。
さて、上にご紹介したのは第2回のコンテストだったのですが、第1回目は4月に開催されていました。その第1回目で、勝者の方々が実際にどんなチューニングを施したのかの解説がIBM developerWorksに掲載されています。
チューニングの『舞台』となったサーバーは、メモリーが3GB、プロセッサーコアが4個、というどちらかというと小規模の構成だったようです。チューニングについて2つほど興味を引かれたことがあります。
その1:バッファプールとConfigurable Page Size ( IDS 10.00以降で使用可能になった、デフォルトページサイズ以外のサイズでディスクI/Oが出来る機能)
勝者の方々は、16KB/PageのDB領域+バッファプールを作成していた、とのことです。データの行長にもよりますが、デフォルトのページサイズ(2Kまたは4K:システムによる)ではぎりぎり収まらないような行長の表に対しては、適切なページサイズを選択することでディスクI/Oを効率化することができます。もうひとつ、バッファプールのサイズについては、あまり大きくしすぎて、OS が仮想メモリーのスワップを始めてしまうようだと性能上逆効果になります。その一方で、ある程度大きくしたらそのメモリーに対してクリーナーが効率的に作動するよう、LRUキューの数も適宜大きくすべし、という説明もありました。
その2:CPUVPの個数
INFORMIXのマニュアルではプロセッサーコア数−1くらいが最適、という解説がありますが、場合によってはプロセッサーコア数と同じ数まで増やした方が有利な場合もあるようです。今回のコンテストでも、3つにした人と4つにした人がいるようです。なお、最近良くある、チップマルチスレッディングやハイパースレッディングなどの機構を搭載したプロセッサーでは、OSから見える同時実行可能スレッド数をプロセッサーコア数としてCPUVP を増やす方が良い、というベンダーの資料を見たことがあります。
Posted by oninit at 02:17│Comments(0)
│Informixの情報源
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