2007年08月22日

IDS Internals for Windows

Windows版IDSの内部構造についての詳しいプレゼンテーションが公開されています。(もう去年のことですが...)

http://www.iiug.org

登録していない人はまず登録し、ログインし、"Member area"から、"Conference Downloads"、"IIUG 2006 Europe Conference"の順に進むと、次のようなタイトルのプレゼンテーションがダウンロードできます。

I01.ppt "IDS Internals for Windows" Guy Bowerman


中でも面白そうなのは、"IDS を local system accountで動かす方法"に関する説明です。これまでWindows版のIDSでは、Windowsの管理者権限を持つ"informix"というアカウントを作り、このアカウントでoninit ( サービス ) を動かす必要がありました。ローカル・システム・アカウントを使えば、"informix"アカウントを作ることに伴うセキュリティ上の心配も気にならなくなります。

早速試してみたのですが、注意点が2つあります。

まず、"System" という名前のユーザー ( 正確には "NT AUTHORITY\SYSTEM" - これがローカル・システム・アカウントで使用されるユーザー) を、Informix-Adminグループに追加しておく必要がありました。これをしないと、”starts %INFORMIXSERVER% -iy" を実行した時にsysmasterなどの作成が失敗しました。 (UPDATE Aug 29, 2007: この問題は IDS 10.00.TC6で遭遇しました。最近 IDS 11.10.TC1で再現を試みましたが、このバージョンではローカル・システム・アカウントをInformix-Adminグループに含めないでもsysmasterの作成に問題ないようです。)
もう一つの注意: 現在この機能はマニュアルなどに記載されていないようです。ですので、まだサポート対象外の機能と考えた方が良いと思います。



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